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	<title>オルタナビト</title>
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	<description>クボ&#38;ツヨシの新写真見聞録</description>
	<lastBuildDate>Mon, 06 Sep 2010 20:04:00 +0000</lastBuildDate>
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		<item>
		<title>Jon Goodmanとのワークショップ: Day 2</title>
		<link>http://www.alternabito.com/2010/09/photogravure-workshop-with-jon-goodman2/</link>
		<comments>http://www.alternabito.com/2010/09/photogravure-workshop-with-jon-goodman2/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 06 Sep 2010 14:22:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuyoshi</dc:creator>
				<category><![CDATA[対談]]></category>

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		<description><![CDATA[<img width="285" height="190" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/09/john-285x190.jpg" class="attachment-medium wp-post-image" alt="john" title="john" />一日目を終了した。Jonのデモンストレーションを見ていて感じたことは想像していた通り自分のイメージに近づくためのプリント作りまでのハードルはかなり高いということだ。どのように高いか？まず銀塩やプラチナと比較して工程が多い。特に最初のデジタルポジ作成以後の工程は長年携わってきた人間ならではの経験と勘に頼る部分が多く時間の蓄積が必要だ。これは短時間で埋まる部分ではないのでどうしようもない。 それと道具。銅板プレートのサイズにもよるがネックになりそうなのがアクアチント処理に関するボックスや溶解器具そして銅板にゼラチン層を転写するためのカーボンティシュそれにインクプリントするためのプレス機。このように揃えなくてはいけないものが数多くあるがこれらの用具や材料が揃った上で作業工程を順に追っていけば画像を出すことは思っていたよりも短時間でできそうな気がした。 ただし写真プロセスの常で画像自体を出すことはそんなに難しくなくても思い通りのプリント作りが出来るようになるには工程が多い分時間も更にかかるのでフォトグラビュール制作に向けて自分がどのくらい本気なのか問われているような気がした。明日は銅板のエッチングからスタートして印刷までの工程を習う。きっとまた新たな課題が出てくると思うが楽しみながら続けていきたい。 久保 18 June 2010  Northampton MA ジョンのスタジオを訪れて最初に思った事は作業スペースがとても簡素にまとまっているという事であった。 昔のスタジオから運んできた自作の木製の流しなどが良い例なのだが、何でも自作できる物は自作して、そして全ての物が年期を感じるほど長い間使ってきたという感じがするのである。もちろん使い慣れている物を使いたいという事なのは良くわかる。そうすることによって何かあった時にすぐに自分で作り替えたりできるという理由もあるのだろう。もうこれ以上手を加えられる所が無いのではないかと思われるほどすべて簡素にそして機能的にできている。 その一方で作業工程をコントロールしやすくするためにいろいろと創意・工夫をこらしている。材料、用具などの既製品を使う事によって生じる表現の限界を良く知っているのだろうし、便利さの変わりに失うものもあるということも沢山経験して来ているのだろう。だから今ではインクも自分で作り、最近では製造が中止になったグラビュアーのティッシューを作る為に、カーボンプリンターとして知られるSandy Kingに会って作り方を教わってきたようだ。もちろん時間はかかるのだろうが、まさに本当に簡単な素材からシンプルな方法でグラビュアーのプリントができている事を感じさせられる。 アメリカに来て今までいろんな写真家と会ってきたがこういう人は以外と多い。そして会う度につくづくそのたくましさに感心させられ，と同時に写真を作る過程において何が大切であるのかという事を考えさせられる。 つよし 18 June 2010  Northampton MA Facebook]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img width="285" height="190" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/09/john-285x190.jpg" class="attachment-medium wp-post-image" alt="john" title="john" /><p></p><br /><p>一日目を終了した。Jonのデモンストレーションを見ていて感じたことは想像していた通り自分のイメージに近づくためのプリント作りまでのハードルはかなり高いということだ。どのように高いか？まず銀塩やプラチナと比較して工程が多い。特に最初のデジタルポジ作成以後の工程は長年携わってきた人間ならではの経験と勘に頼る部分が多く時間の蓄積が必要だ。これは短時間で埋まる部分ではないのでどうしようもない。</p>
<p>それと道具。<span id="more-258"></span>銅板プレートのサイズにもよるがネックになりそうなのがアクアチント処理に関するボックスや溶解器具そして銅板にゼラチン層を転写するためのカーボンティシュそれにインクプリントするためのプレス機。このように揃えなくてはいけないものが数多くあるがこれらの用具や材料が揃った上で作業工程を順に追っていけば画像を出すことは思っていたよりも短時間でできそうな気がした。</p>
<p>ただし写真プロセスの常で画像自体を出すことはそんなに難しくなくても思い通りのプリント作りが出来るようになるには工程が多い分時間も更にかかるのでフォトグラビュール制作に向けて自分がどのくらい本気なのか問われているような気がした。明日は銅板のエッチングからスタートして印刷までの工程を習う。きっとまた新たな課題が出てくると思うが楽しみながら続けていきたい。</p>
<p>久保<br />
18 June 2010  Northampton MA</p>
<p>ジョンのスタジオを訪れて最初に思った事は作業スペースがとても簡素にまとまっているという事であった。</p>
<p>昔のスタジオから運んできた自作の木製の流しなどが良い例なのだが、何でも自作できる物は自作して、そして全ての物が年期を感じるほど長い間使ってきたという感じがするのである。もちろん使い慣れている物を使いたいという事なのは良くわかる。そうすることによって何かあった時にすぐに自分で作り替えたりできるという理由もあるのだろう。もうこれ以上手を加えられる所が無いのではないかと思われるほどすべて簡素にそして機能的にできている。</p>
<p>その一方で作業工程をコントロールしやすくするためにいろいろと創意・工夫をこらしている。材料、用具などの既製品を使う事によって生じる表現の限界を良く知っているのだろうし、便利さの変わりに失うものもあるということも沢山経験して来ているのだろう。だから今ではインクも自分で作り、最近では製造が中止になったグラビュアーのティッシューを作る為に、カーボンプリンターとして知られるSandy Kingに会って作り方を教わってきたようだ。もちろん時間はかかるのだろうが、まさに本当に簡単な素材からシンプルな方法でグラビュアーのプリントができている事を感じさせられる。</p>
<p>アメリカに来て今までいろんな写真家と会ってきたがこういう人は以外と多い。そして会う度につくづくそのたくましさに感心させられ，と同時に写真を作る過程において何が大切であるのかという事を考えさせられる。</p>
<p>つよし<br />
18 June 2010  Northampton MA</p>
<div id="attachment_421" class="wp-caption alignnone" style="width: 595px"><img class="size-large wp-image-421" title="plate" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/09/plate1-585x390.jpg" alt="" width="585" height="390" /><p class="wp-caption-text">エッチングの後の銅板</p></div>
<p align="left"><a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=Jon+Goodman%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%3A+Day+2+http://www.alternabito.com/?p=258+%23photography" title="Post to Twitter"><img class="nothumb" src="http://www.alternabito.com/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-twitter-micro4.png" alt="Post to Twitter" /></a> <a class="tt" href="http://www.facebook.com/share.php?u=http://www.alternabito.com/2010/09/photogravure-workshop-with-jon-goodman2/&amp;t=Jon+Goodman%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%3A+Day+2" title="Post to Facebook"><img class="nothumb" src="http://www.alternabito.com/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-facebook-micro4.png" alt="Post to Facebook" /></a> <a class="tt" href="http://www.facebook.com/share.php?u=http://www.alternabito.com/2010/09/photogravure-workshop-with-jon-goodman2/&amp;t=Jon+Goodman%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%3A+Day+2" title="Post to Facebook">Facebook</a></p>]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>Jon Goodmanとのワークショップ: Day 1</title>
		<link>http://www.alternabito.com/2010/07/photogravure-workshop-with-jon-goodman-1/</link>
		<comments>http://www.alternabito.com/2010/07/photogravure-workshop-with-jon-goodman-1/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 13 Jul 2010 01:03:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tsuyoshi</dc:creator>
				<category><![CDATA[対談]]></category>

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		<description><![CDATA[<img width="285" height="120" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/07/day1ver2-285x120.jpg" class="attachment-medium wp-post-image" alt="day1ver2" title="day1ver2" />普段生活をしているフィラデルフィアを離れ、マサチューセッツまで久保さんとJon Goodmanのワークショップを受けにきた。オルタナビト第一回目の取材が、写真のプロセスの中でも写真から最も離れているphotogravureで あるというのは，このサイトを始めるにはいいテーマな気がする。 前々から思っていたことだが、写真を作っている人達は printmakingいわゆる版画などをやっている人に比べて「プリントの存在感 」という部分にはそれほど重きを置かないで作品を作ってきたように思う。イメージを作 る事が写真家の仕事とされているので、実際の媒体がどのような物であれ写真は写真とされてきた所に理由があるのであろう。 プリントをするということと写真を撮るということは全く違う種類の作業である。実際プリントをすることにあまり興味がなかったり、暗室に入るのが嫌 いな写真家も多くいるだろう。そしてインターネットで写真を見ることがここまで日常化した昨今では、プリントをしない人が増えてきているのもその理由の表 れではないかと思う。 もちろん、必ずしも写真＝プリントと決めなくても良い自由さがあるのが写真の持つ魅力でもある。歴史的にみても、画像を定着するというテクノロジー の解決策が紙を使い薬品を使うという方法であったということを考えると、他の方法も可能であればそれはそれでよしとすべきなのであろう。例えそれがコン ピューターのスクリーンであったり、LEDでできたビルボードであってもだ。 だからこそ今写真をプリントという視点から見ることは面白いと思う。今までは必要な人も必要でない人もプリントを余儀なくされてきたのだが、今では それがはっきりと分かれる様になったのではないか？今こそ必要なプリントとはどんなものか、そしてプリントを作る意味などを考えるには絶好の機会であると 思いこのオルタナビトのサイトを始めた。 そういう意味で今回のphotogravureは写真のプロセスの中でもプリントということを限りなく意識させてくれるプロセスであり、実際に体験 してみることでどんな刺激をもたらすか楽しみである。 つよし 17 June 2010  Northampton MA いよいよJon  &#8230;]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img width="285" height="120" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/07/day1ver2-285x120.jpg" class="attachment-medium wp-post-image" alt="day1ver2" title="day1ver2" /><p></p><br /><p>普段生活をしているフィラデルフィアを離れ、マサチューセッツまで久保さんとJon  Goodmanのワークショップを受けにきた。オルタナビト第一回目の取材が、写真のプロセスの中でも写真から最も離れているphotogravureで あるというのは，このサイトを始めるにはいいテーマな気がする。</p>
<p><span id="more-172"></span>前々から思っていたことだが、写真を作っている人達は  printmakingいわゆる版画などをやっている人に比べて「プリントの存在感 」という部分にはそれほど重きを置かないで作品を作ってきたように思う。イメージを作 る事が写真家の仕事とされているので、実際の媒体がどのような物であれ写真は写真とされてきた所に理由があるのであろう。</p>
<p>プリントをするということと写真を撮るということは全く違う種類の作業である。実際プリントをすることにあまり興味がなかったり、暗室に入るのが嫌 いな写真家も多くいるだろう。そしてインターネットで写真を見ることがここまで日常化した昨今では、プリントをしない人が増えてきているのもその理由の表 れではないかと思う。</p>
<p>もちろん、必ずしも写真＝プリントと決めなくても良い自由さがあるのが写真の持つ魅力でもある。歴史的にみても、画像を定着するというテクノロジー の解決策が紙を使い薬品を使うという方法であったということを考えると、他の方法も可能であればそれはそれでよしとすべきなのであろう。例えそれがコン ピューターのスクリーンであったり、LEDでできたビルボードであってもだ。</p>
<p>だからこそ今写真をプリントという視点から見ることは面白いと思う。今までは必要な人も必要でない人もプリントを余儀なくされてきたのだが、今では それがはっきりと分かれる様になったのではないか？今こそ必要なプリントとはどんなものか、そしてプリントを作る意味などを考えるには絶好の機会であると 思いこのオルタナビトのサイトを始めた。</p>
<p>そういう意味で今回のphotogravureは写真のプロセスの中でもプリントということを限りなく意識させてくれるプロセスであり、実際に体験 してみることでどんな刺激をもたらすか楽しみである。</p>
<p>つよし<br />
17 June 2010  Northampton MA</p>
<p>いよいよJon Goodmanのフォトグラビュールのワークショップが始まる。今まで経験したことの無いインクを使用してのプリント作りの可能性と限界。その両方を見極めることによってこれからのプリンター活動のひとつの指針にしたい。自分にとって銀塩やプラチナプリントがそうであったようにフォトグラビュールにおいても目指すはモノとして存在感あるプリント作りだ。と同時に他のジャンルの人達、例えば 製紙、製本、活版印刷、装幀、箱もの などの制作に携わっている人達との共同作業によって１つのかたちあるものを作り出す愉しみを感ずることが出来るのではないかと秘かに期待している。フォトグラビュールは本来インクを使用した印刷である。ということはある程度まとまった部数を刷れるということだ。その特徴を生かして少部数のポートフォリオ，写真集作りにもトライしてみたい。夢は大きく広がるが取り敢えずはまず明日から始まるプリント作りに熱中してみよう。ハードルは高いかもしれないが目指す方向に向かって新たな挑戦が始まる。</p>
<p>久保元幸<br />
17 June 2010  Northampton MA</p>
<div id="attachment_378" class="wp-caption aligncenter" style="width: 595px"><img class="size-large wp-image-378" title="L1040982" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/07/L1040982-585x390.jpg" alt="" width="585" height="390" /><p class="wp-caption-text">Jon Goodmanの作品</p></div>
<p align="left"><a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=Jon+Goodman%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%3A+Day+1+http://www.alternabito.com/?p=172+%23photography" title="Post to Twitter"><img class="nothumb" src="http://www.alternabito.com/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-twitter-micro4.png" alt="Post to Twitter" /></a> <a class="tt" href="http://www.facebook.com/share.php?u=http://www.alternabito.com/2010/07/photogravure-workshop-with-jon-goodman-1/&amp;t=Jon+Goodman%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%3A+Day+1" title="Post to Facebook"><img class="nothumb" src="http://www.alternabito.com/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-facebook-micro4.png" alt="Post to Facebook" /></a> <a class="tt" href="http://www.facebook.com/share.php?u=http://www.alternabito.com/2010/07/photogravure-workshop-with-jon-goodman-1/&amp;t=Jon+Goodman%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%3A+Day+1" title="Post to Facebook">Facebook</a></p>]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>Photogravure: 銅板の光とインクの匂いを求めて</title>
		<link>http://www.alternabito.com/2010/06/jon-goodman-photgravure-workshop/</link>
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		<pubDate>Sun, 20 Jun 2010 16:21:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>motoyuki</dc:creator>
				<category><![CDATA[覚え書き]]></category>
		<category><![CDATA[Jon Goodman]]></category>
		<category><![CDATA[photogravure]]></category>
		<category><![CDATA[workshop]]></category>

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		<description><![CDATA[<img width="285" height="189" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/06/kubo_northampton02-285x189.jpg" class="attachment-medium wp-post-image" alt="Kubo-san, Northampton, MA" title="Kubo-san, Northampton, MA" />インクを使って写真表現ができるのを始めて知ったのはフリーのカスタムプリンターとして活動をはじめてしばらく経った30歳代の頃だった。当時寝る暇もなく機械の一部のようになって、仕事としての銀塩プリント作りに追われていた私はふとこんなことをずっと続けていて良いのだろうかと思うようになっていた。そんな時にアメリカの写真雑誌「Aperture」でとり上げられた「Jon Goodman」の「Photogravure:フォトグラビュール」の記事を目にして、ひとつのプロセスに専門的に取り組んでいるプリンターがいることを始めて知った。スティーグリッツ、スタイケン、ストランドから現在の作家まですべてをphotogravureの手法だけを使ってプリントを作る。雑紙の紙面上でしか判断出来なかったがphotogravureが持つそのモノとしての存在感と彼の生き方にくぎつけになった。Jon Goodmanとphotogravureの出会いは自分がプリンターとしてどの方向に向かうべきか大きな指針となる出来事だった。そしていつかJonに会ってphotogravureを体験したいと云う思いがつのっていった。 私は元来モノ・コト・ヒトが存在した証としての「刻印」ということに興味があった。写真を始めたのも、かってそれはそこにあったという「存在の証＝刻印されたモノ・コトの記録」の部分に惹かれたからだと思う。自分の中では「刻印=プリント」として捉えていた。プリンターとしてスタートした時に工房につけた名前が「ザ　プリンツ」。今振り返ってみると写真のプリントだけではなく、プリントすることそれ自体に興味があったのだということが良く分る。 30年前まだ銀塩写真全盛のころ「プラチナプリント」と出会う。このプリントの持つ、長く見ていても飽きないトーンの深みに心惹かれ今は亡きThe Palladio Companyのマシンコーティングのプラチナプリント制作に没頭した。このときに写真の創成期から銀塩写真に至るまでの道程に数多くの印画法が存在したことを知り写真の歴史を印画法サイドからたどってみる事に興味を持つようになる。 そしてデジタルの登場。化学変化による画像形成とは全く異なる、数値による結像法に始めはなかなかなじめなかった。しかし一方でインターネットの普及によって過去の印画法はすべて情報として手中に収めることが出来ることを知りその可能性に大きな魅力を感じはじめる。そしてデジタルテクノロジーが普及すればするほど、人は手作業の温もり感を求める。結果としてオルタナティブプロセスと呼ばれる、手作業から作り出される各種印画法に興味を持つ人々が増え始める。 そしてプラチナプリントを含むオルタナティブプロセスは日々進化をしてデジタルネガとハンドコーティングの組み合わせでも作成できるようになった。写真に限らずすべての領域で個々を隔てていた垣根が低くなり、時代はクロスオーバーそしてハイブリットの時代に。ひとつの印画法がひとつの時代の主流になると云う時代が終わろうとしている。 これからは写真の印画法も印刷や版画と同じプリントと考えると今までにない面白い事が出来るような予感がしている。面白い事、それが何なのか正直なところまだわからない。でも今の段階でひとつ言えることはアナログとデジタルの融合から生み出されるものになるのは間違いなさそうだ。 今回Jon Goodmanの銅板を使用するフォトグラビュールのワークショプに参加してみて思ったことはアナログだけでもなくデジタルだけでもない、アナログ+デジタルから生み出されるもの作りには大きな可能性があるということを再確認した。その可能性が具体的に何なのかはこれからの作家とのコラボレーションを通してプリント作りの現場で感じていきたいと思っている。 今回のツヨシさんと一緒に体験したJon Goodmanのフォトグラビュールのワークショップ参加は若いころの憧れからスタートしたものだったが、実際に体験してみてプリンターとしてこれからのプリント作りの新たな可能性をいろいろと感じさせられるとても稔り多きものになった。 久保元幸 June 21 2010, Williamsburg MA Facebook]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img width="285" height="189" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/06/kubo_northampton02-285x189.jpg" class="attachment-medium wp-post-image" alt="Kubo-san, Northampton, MA" title="Kubo-san, Northampton, MA" /><p></p><br /><p>インクを使って写真表現ができるのを始めて知ったのはフリーのカスタムプリンターとして活動をはじめてしばらく経った30歳代の頃だった。当時寝る暇もなく機械の一部のようになって、仕事としての銀塩プリント作りに追われていた私はふとこんなことをずっと続けていて良いのだろうかと思うようになっていた。そんな時にアメリカの写真雑誌「Aperture」でとり上げられた「Jon Goodman」の「Photogravure:フォトグラビュール」の記事を目にして、ひとつのプロセスに専門的に取り組んでいるプリンターがいることを始めて知った。<span id="more-129"></span>スティーグリッツ、スタイケン、ストランドから現在の作家まですべてをphotogravureの手法だけを使ってプリントを作る。雑紙の紙面上でしか判断出来なかったがphotogravureが持つそのモノとしての存在感と彼の生き方にくぎつけになった。Jon Goodmanとphotogravureの出会いは自分がプリンターとしてどの方向に向かうべきか大きな指針となる出来事だった。そしていつかJonに会ってphotogravureを体験したいと云う思いがつのっていった。</p>
<p>私は元来モノ・コト・ヒトが存在した証としての「刻印」ということに興味があった。写真を始めたのも、かってそれはそこにあったという「存在の証＝刻印されたモノ・コトの記録」の部分に惹かれたからだと思う。自分の中では「刻印=プリント」として捉えていた。プリンターとしてスタートした時に工房につけた名前が「ザ　プリンツ」。今振り返ってみると写真のプリントだけではなく、プリントすることそれ自体に興味があったのだということが良く分る。</p>
<p>30年前まだ銀塩写真全盛のころ「プラチナプリント」と出会う。このプリントの持つ、長く見ていても飽きないトーンの深みに心惹かれ今は亡きThe Palladio Companyのマシンコーティングのプラチナプリント制作に没頭した。このときに写真の創成期から銀塩写真に至るまでの道程に数多くの印画法が存在したことを知り写真の歴史を印画法サイドからたどってみる事に興味を持つようになる。</p>
<p>そしてデジタルの登場。化学変化による画像形成とは全く異なる、数値による結像法に始めはなかなかなじめなかった。しかし一方でインターネットの普及によって過去の印画法はすべて情報として手中に収めることが出来ることを知りその可能性に大きな魅力を感じはじめる。そしてデジタルテクノロジーが普及すればするほど、人は手作業の温もり感を求める。結果としてオルタナティブプロセスと呼ばれる、手作業から作り出される各種印画法に興味を持つ人々が増え始める。</p>
<p>そしてプラチナプリントを含むオルタナティブプロセスは日々進化をしてデジタルネガとハンドコーティングの組み合わせでも作成できるようになった。写真に限らずすべての領域で個々を隔てていた垣根が低くなり、時代はクロスオーバーそしてハイブリットの時代に。ひとつの印画法がひとつの時代の主流になると云う時代が終わろうとしている。</p>
<p>これからは写真の印画法も印刷や版画と同じプリントと考えると今までにない面白い事が出来るような予感がしている。面白い事、それが何なのか正直なところまだわからない。でも今の段階でひとつ言えることはアナログとデジタルの融合から生み出されるものになるのは間違いなさそうだ。</p>
<p>今回Jon Goodmanの銅板を使用するフォトグラビュールのワークショプに参加してみて思ったことはアナログだけでもなくデジタルだけでもない、アナログ+デジタルから生み出されるもの作りには大きな可能性があるということを再確認した。その可能性が具体的に何なのかはこれからの作家とのコラボレーションを通してプリント作りの現場で感じていきたいと思っている。</p>
<p>今回のツヨシさんと一緒に体験したJon Goodmanのフォトグラビュールのワークショップ参加は若いころの憧れからスタートしたものだったが、実際に体験してみてプリンターとしてこれからのプリント作りの新たな可能性をいろいろと感じさせられるとても稔り多きものになった。</p>
<p>久保元幸<br />
June 21 2010, Williamsburg MA</p>
<div id="attachment_156" class="wp-caption aligncenter" style="width: 570px"><img class="size-full wp-image-156" title="photogravure plate" src="http://www.alternabito.com/wp-content/uploads/2010/06/plate.jpg" alt="" width="560" height="374" /><p class="wp-caption-text">きらびやかなグラビュールの銅板</p></div>
<p align="left"><a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=Photogravure%3A+...+http://www.alternabito.com/?p=129+%23photography" title="Post to Twitter"><img class="nothumb" src="http://www.alternabito.com/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-twitter-micro4.png" alt="Post to Twitter" /></a> <a class="tt" href="http://www.facebook.com/share.php?u=http://www.alternabito.com/2010/06/jon-goodman-photgravure-workshop/&amp;t=Photogravure%3A+..." title="Post to Facebook"><img class="nothumb" src="http://www.alternabito.com/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-facebook-micro4.png" alt="Post to Facebook" /></a> <a class="tt" href="http://www.facebook.com/share.php?u=http://www.alternabito.com/2010/06/jon-goodman-photgravure-workshop/&amp;t=Photogravure%3A+..." title="Post to Facebook">Facebook</a></p>]]></content:encoded>
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