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Jon Goodmanとのワークショップ: Day 2

一日目を終了した。Jonのデモンストレーションを見ていて感じたことは想像していた通り自分のイメージに近づくためのプリント作りまでのハードルはかなり高いということだ。どのように高いか?まず銀塩やプラチナと比較して工程が多い。特に最初のデジタルポジ作成以後の工程は長年携わってきた人間ならではの経験と勘に頼る部分が多く時間の蓄積が必要だ。これは短時間で埋まる部分ではないのでどうしようもない。

それと道具。銅板プレートのサイズにもよるがネックになりそうなのがアクアチント処理に関するボックスや溶解器具そして銅板にゼラチン層を転写するためのカーボンティシュそれにインクプリントするためのプレス機。このように揃えなくてはいけないものが数多くあるがこれらの用具や材料が揃った上で作業工程を順に追っていけば画像を出すことは思っていたよりも短時間でできそうな気がした。

ただし写真プロセスの常で画像自体を出すことはそんなに難しくなくても思い通りのプリント作りが出来るようになるには工程が多い分時間も更にかかるのでフォトグラビュール制作に向けて自分がどのくらい本気なのか問われているような気がした。明日は銅板のエッチングからスタートして印刷までの工程を習う。きっとまた新たな課題が出てくると思うが楽しみながら続けていきたい。

久保
18 June 2010  Northampton MA

ジョンのスタジオを訪れて最初に思った事は作業スペースがとても簡素にまとまっているという事であった。

昔のスタジオから運んできた自作の木製の流しなどが良い例なのだが、何でも自作できる物は自作して、そして全ての物が年期を感じるほど長い間使ってきたという感じがするのである。もちろん使い慣れている物を使いたいという事なのは良くわかる。そうすることによって何かあった時にすぐに自分で作り替えたりできるという理由もあるのだろう。もうこれ以上手を加えられる所が無いのではないかと思われるほどすべて簡素にそして機能的にできている。

その一方で作業工程をコントロールしやすくするためにいろいろと創意・工夫をこらしている。材料、用具などの既製品を使う事によって生じる表現の限界を良く知っているのだろうし、便利さの変わりに失うものもあるということも沢山経験して来ているのだろう。だから今ではインクも自分で作り、最近では製造が中止になったグラビュアーのティッシューを作る為に、カーボンプリンターとして知られるSandy Kingに会って作り方を教わってきたようだ。もちろん時間はかかるのだろうが、まさに本当に簡単な素材からシンプルな方法でグラビュアーのプリントができている事を感じさせられる。

アメリカに来て今までいろんな写真家と会ってきたがこういう人は以外と多い。そして会う度につくづくそのたくましさに感心させられ,と同時に写真を作る過程において何が大切であるのかという事を考えさせられる。

つよし
18 June 2010  Northampton MA

エッチングの後の銅板

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