インクを使って写真表現ができるのを始めて知ったのはフリーのカスタムプリンターとして活動をはじめてしばらく経った30歳代の頃だった。当時寝る暇もなく機械の一部のようになって、仕事としての銀塩プリント作りに追われていた私はふとこんなことをずっと続けていて良いのだろうかと思うようになっていた。そんな時にアメリカの写真雑誌「Aperture」でとり上げられた「Jon Goodman」の「Photogravure:フォトグラビュール」の記事を目にして、ひとつのプロセスに専門的に取り組んでいるプリンターがいることを始めて知った。

Jon Goodmanとのワークショップ: Day 1
普段生活をしているフィラデルフィアを離れ、マサチューセッツまで久保さんとJon Goodmanのワークショップを受けにきた。オルタナビト第一回目の取材が、写真のプロセスの中でも写真から最も離れているphotogravureで あるというのは,このサイトを始めるにはいいテーマな気がする。